231210

私はどちらかというと記憶力が高い方だと思う。

一番昔の記憶は3歳のころ、ずっと乗っていた車を買い替えるときだった。家の敷地から出ていく車を見ていくときに、なぜだか分からず泣いてしまった。

きっと車と一緒に過ごした思い出とも別れるような気がして、寂しくなったのだと思う。

覚えているのは悲しいとか寂しい、怖いといったマイナスのことばかりだけど、その中でも特に記憶に残っていることがある。

全く意図せずに、言葉や行為で傷つけてしまったこと。

言葉によって傷つけてしまったことが自分には何度もあって、どちらかというとあまり話さない性格なので、それが人より特別多いとは思わないのだけど、ときたまに思い出してしまう。

なぜこんなに言葉で傷つけたことを覚えているのかというと、私が割と人に言われたことを覚えているからだ。その思いを私が他人にさせてしまっているというのが、私にはどうしても許せない。

一番記憶に残っているのは、大学生のころ、一回だけ絶対言ってはいけないことと思いながら、ふと正直に伝えた方が良いのかもしれないと思って、そのことを伝えたことがあった。そのときに相手がその場で泣き出してしまって、自分の言動を深く恥ずかしく思った。そして、二度と同じ過ちを繰り返さないようにと心に留めている。

それでも、たまに私は人を傷つけていることを言っていると思う。思い返すと、仕方がないこともあれば、気を付けて対策できることもある。もちろん私が気づいていない範囲で人を傷つけていることもあるはずだけど。

 

そもそも傷つくこと、傷つけることを恐れずに堂々とざっくばらんに話した方が、気を遣う会話より楽しいんじゃないかという考えもあると思う。実際、短期的にはそっちの方が楽しいし盛り上がる。

でも、長期的な人間関係は、相手が言われて嫌なことを言わないということは大事だと思う。何なら普段の生活で一番大事だと思っている。そして、嫌だと思ったらそのときに伝えることと、傷つけたと思ったらそのときに謝ることも大事。

その上で会話を楽しむのが最低限のラインだと思う。

 

とそれなりに書いて思ったけど俺こんな真面目な人じゃないわ。書いてると謎真面目モード入ってしまうかもしれん。だるい。